前回までで、ubuntu18.04LTSServerにLAMP環境の導入が終了しました。
この後、Let’s Encryptを使用してサイトの保護を行います。
そこで必須になるのが、グローバルアドレスからの接続です。
そのための設定を行います。
環境
プロバイダ | OCN |
ルーター | NTT RV-S340NE |
DDNS | MyDNS |
ダイナミックDNSとは
ダイナミックDNSとは、プロバイダから割り当てられたグローバルアドレスが変更になった際に、新しいアドレスを各DNSサーバに通知するサービスです。
ダイナミックDNSサービスを利用することで、固定IPアドレスの取得をしていなくても、固定のURLを指定することでLAN側にアクセスしたり、サーバ公開が可能になります。
MyDNSについて
自分のサーバーを設置・運用するための、無料のダイナミックDNSです。
申し込み方法
サイトのメニュー「JOINUS」をクリックします。
しばらくすると登録したメールアドレスに”[MyDNS.JP] ユーザー登録が完了しました。”というメールが届きます。
そのメールの中にIDとパスワードが記載されています。
このIDとパスワードを使ってログインします。
ドメインの登録
ログインしたら、左の’Welcome Administrator’の中にある「DOMAIN INFO」をクリックします。
下にスクロールして希望のドメインを入力します。
使用できる無料のサブドメインは
???.mydns.jp
???.mydns.bz
???.mydns.vc
???.mydns.tw
???.0am.jp
???.0g0.jp
???.0j0.jp
???.0t0.jp
???.pgw.jp
???.wjg.jp
???.server-on.net
???.live-on.net
???.keyword-on.net
???.dix.asia
???.daemon.asia
の中から選べます。
自動通知の設定
MyDNSでは、メールクライアントやFTPクライアントを使ってグローバルIPアドレスの変更を通知することができます。
一般的には、メールクライアントにアカウントを追加して行います。
Widows標準の「Mail」を使う手順はサイトの「Lets Try」メニューにあります。
自動同期が成功すると、”[MyDNS.JP] IPアドレス情報の登録が完了しました。”というメールが届きます。
ルーターの設定
外部からの接続をubuntu18.04ServerのApacheサ-バーに接続させる設定を行います。
ルーターに接続します。
「詳細設定」の「静的IPマスカレード設置」に移動します。
NATエントリの「編集」ボタンをクリックして、
- 対象ポート:80
- 宛先アドレス:公開するApacheサーバーがあるマシンのIPアドレス
を入力し「設定」ボタンをクリックします。
もう一つ、443ポート(https)もエントリを追加します。
RV-S340NEの場合、エントリ番号にあるチェックボックスをチェックしないと有効になりませんので必ずチェックを入れて「保存」ボタンをクリックします。